オランダの茶色いパン

Digging into the taste of bread in Holland


コメントする

それぞれの惣菜パン Kappertjes & tomaat broodtaart

カツサンド、焼きそばパン、ハムマヨパン、ツナパン、カレーパン。日本にはいろいろな惣菜パンがあります。オランダの惣菜パン事情はどうなっているのかしらんと、パン屋さんに行ってみました。

ない。圧倒的に少ない。ハムなんて日本の比じゃないほど種類が多くておいしいのに、ハムパンもない。チーズも日本よりめちゃくちゃ安くておいしいのに、ハムチーズパンもない。おかずパンという考えがないのでしょうか。おかずパンにするなら、食パンの上にのっければいいわけで、あえて作る必要はない、という考えなのでしょうか。素のパンに手を加え、品を加えて別物とするのはよくない、パンはパンじゃというスタンスなのでしょうか。それとも、オランダパン業界的には、いろんなおかずパンがある日本こそ、若干おかしな道を歩んでいると捉えるのでしょうか。

IMG_5597それでもあきらめないでパン屋に入るたびに総菜パンを探してみたら、Le Perronというパン屋にありました。トマトとケッパーがのっかった分厚いパン、Kappertjes & tomaat broodtaartです。日本の惣菜パンによくあるフィリング系ではなく、トッピング系です。でかい。20センチはありそう。厚い。6センチはありそう。マヨルカ島のエンサイマーダのようにうずまき状になっており、表面にかかっているチーズがほんのりと香ります。これ、どうやって食べるのかしらん。かぶる?にしては大きすぎる。

ケッパー、トマト、ハーブ、チーズとトッピングは賑やかで、ボリューム感はあるのですが、中に何も入っていないので、なんというか、カレーパンやハムマヨパンのようにおかず食べました!という満足感は得られません。素通りする惣菜パンといった感じです。それだったら自分で食パンに何かのっけて食べたほうがいいかなぁ。

惣菜パンに対するアプローチがあまりにも違いすぎて、よさがよくわかりませんでした。というか、オランダでは、惣菜パンの概念を変える必要がありそうです。国が変わればパンも変わる。そんなことを痛感したパンでした。