オランダの茶色いパン

Digging into the taste of bread in Holland


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食パンふりかけ Hagelslag

幼い頃、どういった理由かは忘れましたが、朝食テーブルに母親がいないことがありました。出勤前で忙しい父が代わりに幼い私と兄の朝食を用意してくれるのですが、そういうとき、父が出してくれたのが、トーストしない食パンとココアパウダー。ココアパウダーを小さじ一杯にも満たないお湯で溶かしてペースト状にして、それをのべーっと食パンに塗ってくれるのです。「ココアは飲むもの!」と口うるさい母もおらず、手をココアペーストでベタベタにしても怒られず。父はこうるさい子供を黙らせてちゃっちゃと済ませたいために、ココアペースト食パンを思いついたのかもしれませんが、私にとっては規律も一気にゆるんで、イケナイことをしているような密やかな楽しみがありました。

ここ、オランダにおいては、私のようにコソコソする必要はありません。なんたって、食パンのふりかけが堂々と売られているのですから。ふりかけの名前はHagelslag。訳すとスプリンクル。日本語ならふりかけです。Boterham11

スーパーでは一角がHagelslagコーナーになっています。ミルクチョコ、ダークチョコ、ホワイトチョコ、フルーツ味と種類もさまざま。いわゆるスプレータイプ、削りタイプと形もいろいろ。1パックに色々な味が小分けにされているやつや大型タイプもあったりとバラエティがあることから、アメリカの家庭で色んなシリアルを取り揃えるように、一家に数種類常備なのかもしれませんね。

食パンにバターを塗って、シャカシャカと振りかけます。山盛りにふりかけても大甘になりません。甘さひかえめにしているのかしらん。

朝食からチョコって、大人になった今でもやっぱり嬉しいです。

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