オランダの茶色いパン

Digging into the taste of bread in Holland


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砂の丘の雑穀パン Duinenbrood

いつものパン屋にいつものアリンソンブロートを買いにいきました。残念ながら、その日は売り切れ。代わりに食パンを、とカウンターに並ぶパンを見ると、「Duinenbrood」が目につきました。指さすと、「これも全粒粉よ」とお店の人。

家に帰ってからDuinenを辞書で調べてみると、「砂丘」という意味でした。砂丘パン? はて。名前の由来は後でじっくり調べるとして、この食パン、ふわふわの食感とやさしい小麦の香り、外側にちらしたヒマワリの種が特徴です。

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Duinenbroodは1980年代に作られたそうです。その頃から健康志向のパンを好む傾向があり、雑穀粉を混ぜてなんとかおいしいパンを作れないかと、このパンが考案されました。考案者は、オランダでも大手で100年以上の歴史をもつ老舗ベーカリー Van Maanenです。

このDuinenbrood、誕生した頃はまだ生地は少しかたかったそう。子どもにも喜ばれるように、雑穀を事前に濡らしたり、濡らす時間を長くしたりなど工夫を凝らし、生地のやわらかさに改良を重ねていったそうです。

確かに、小麦色の肌をしていながら、白い食パンかと思うくらいのやわらかさ。味にもくせがなく、甘い系、チーズ、惣菜、何でものっけられそうです。

ひまわりのプチっとした食感も楽しく、アリンソンブロートに並んで常備しておきたい食パンのひとつになりました。

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そうそう、砂丘パンの名前の由来ですが、考案者のVan Maanenが拠点をおくライデン近くのvan Katwijkという砂丘のある地名から来るそうです。考案者がKatwijkの砂丘のウォーキングをしていた時だそうです。風になびく草、さらさらと音をたてる砂。そうだ、こんな自然に沿ったパンを作ろう。そう思ったそうです。ロマンですね。

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